|
現行 |
新たな区割り |
アルゴリズムの提案 |
1票の格差 |
県内較差 |
1.190 |
1.433 |
1.178 |
改善率 |
- |
−127.9% |
6.3% |
選挙区の状況 |
選挙区数 |
25 |
30 |
30 |
市区町村の分割 |
17 |
8 |
15 |
郡の分割 |
0 |
0 |
0 |
広域連携地域の分割 |
0 |
0 |
0 |
現行の区割り(23区地域、島嶼部を含む)
島嶼部は、品川区の一部、大田区の一部と同じ東京3区
現行の区割り(多摩地域)
アルゴリズムの提案
アルゴリズムが提案した5,000案のうち、一票の格差が最小のもの
23区地域(島嶼部を含む)
島嶼部は、航路で結ばれている港区海岸と同一の選挙区
多摩地域
共起分析
- 有効な案のうち一票の格差が下位10%の案を抽出
- 隣接する地域と同じ選挙区に属する傾向が強い地域同士の集まりをk設定
- 23区地域: k = 23
- 多摩地域: k = 9
- 読み取り方
地図上の地域の色が
- 同じ → 同じ選挙区に属する傾向が強い
- 同じ かつ 濃い → 隣接する地域と同じ選挙区に属する傾向が強い
23区地域
多摩地域
アルゴリズム設定
- 各選挙区の人口 :
- 23区地域: (日本人人口 / 選挙区数:21) ± 6%
- 多摩地域: (日本人人口 / 選挙区数:9) ± 8%
- 市区町村を基本の単位として扱う
- ただし、現状の区割りにおいて分割されている市区町村については、シミュレーションにおいても分割を許容し、国勢調査における小地域を基本の単位として扱う
- 現状の区割りにおいて分割されている市区町村は、港区、新宿区、台東区、品川区、目黒区、大田区、世田谷区、中野区、杉並区、 豊島区、板橋区、練馬区、足立区、江戸川区、八王子市、多摩市、稲城市
- 市区町村の分割数の制限 (
add_constr_splits
)と、市区町村の複数選挙区への分割の制限(add_constr_multisplits
) をそれぞれを設定
- 郡の分割は、現行の区割りにて分割されている場合のみ許容
- 離島は、航路で結ばれている本土の市区町村と同一の選挙区にする
- 東京都の島嶼部は、航路で結ばれている港区海岸と同一の選挙区とした
- 逐次モンテカルロ法(SMC)による4つの独立したシミュレーションにより、23区地域では40,000、多摩地域では240,000区割り改定案を作成。
- 以下の案を棄却し有効な案を選定
- 市区町村が3つ以上の選挙区に分割される案
- 現状の区割りにおいて分割されていない郡・市区町村が分割される案
- 有効な案の中から5,000の案を無作為に抽出
東京都特有の設定
- 「区割り改定案の作成方針」では、「区部及び多摩地域の区域を尊重するものとする」とされている。よって、23区地域と多摩地域に対し、別々に区割りシミュレーションを行うことにより、23区地域と多摩地域にまたがる選挙区が作成されないようにした。
- その際、東京の小選挙区数30を、23区地域と多摩地域それぞれの日本人人口に基づき比例配分し、以下の通り定数を割り当てた。
- 江東区の人口は、選挙区1区あたりの人口(23区の総人口 / 選挙区数)より大きい。そのため、23区地域の区割りシミュレーションでは、江東区を対象外とし、単独で選挙区を構成させた。
- 以下の臨海部の地域は、橋や道路により結ばれているため、隣接するものとして扱った。
- 大田区東海と大田区平和島
- 大田区東海と大田区京浜島
- 大田区昭和島と大田区大森東
- 品川区八潮と品川区東八潮
- 品川区八潮と品川区東大井
- 品川区八潮と品川区東品川5丁目
- 品川区東品川1・3・4丁目と品川区東品川2丁目
- 品川区東品川2丁目と品川区東品川5丁目
- 港区海岸と港区台場
- 中央区佃・月島・勝鬨と中央区の大部分の地域
- 中央区浜離宮庭園の各地域
データとプログラム